にっぽんぐるぐる鉄道の旅 ~福岡市地下鉄空港線編⑤~

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みなさまこんにちは、Y.K.です。

今回は前回に引き続き、福岡市地下鉄空港線の駅をご紹介していきます。

◆◆空港線の駅(後編)◆◆

前回は大濠公園駅や祇園駅など、福岡の歴史や文化にまつわる駅をご紹介しました。

今回は、空港線の終点や乗り換え拠点となる駅をご紹介します。

(なお、博多駅も取り上げる予定でしたが、JRの要素がかなり大きい駅となっておりますので、今回ではなく将来的に取り扱うJR鹿児島本線の回にてご紹介します)

↑地下鉄空港線の路線図

1. 姪浜駅〔K01・JK01〕

↑姪浜駅の駅名標。室見方面が地下鉄空港線、下山門方面がJR筑肥線である。

 姪浜駅は、福岡市西区にある空港線最西端の駅です。JR筑肥線東部との境界駅になっていますが、直通運転を行っているため、線路は繋がっています。

 駅本体は福岡市地下鉄が管理を行っており、駅のホームや案内設備などは福岡市地下鉄の仕様になっています。そのため、JRの路線で使用できる乗り放題きっぷでは、他のJR駅では自動改札機に入れられるのに、この駅では自動改札機に対応していない…といったことも一部であります。また、自動券売機や窓口も福岡市地下鉄の仕様・管理であり、みどりの窓口がありません。そのため、JR線の駅でありながら、長距離きっぷなどの一部きっぷはこの駅では購入できません。

 駅の商業施設はJR九州の運営になっており、「えきマチ1丁目姪浜」という名称がついています。JR九州が運営する駅の中規模複合商業施設には現在「えきマチ1丁目」という名称がついていますが、実はこの姪浜が「えきマチ1丁目」という名称がついた最初の場所となっています。

↑えきマチ1丁目姪浜。かつては「デイトス姪浜」という名前だった。

 地下鉄空港線の電車は一部がこの姪浜駅を終点としています。姪浜駅止まりの電車は必ず2番のりばか3番のりばに入り、お客さんを降ろした後は福岡空港行きや貝塚行きに変更になるか、回送電車として車庫(後述する姪浜車両基地)に入るかのどちらかとなります。

 駅の所在地である姪浜は海に近く、駅近辺には能古(のこ)渡船場や小戸ヨットハーバーなどの施設があります。駅のシンボルマークもその特徴にちなみ、小戸ヨットハーバーの「ヨット」がデザインされています。

 姪浜駅の西側には、福岡市地下鉄空港線と箱崎線の車両を管理・留置する大きな車庫「姪浜車両基地」があります。地下鉄空港線の車両はこの場所に留置され、車両の検査もここで行います。また、空港線に乗り入れるJR九州の車両(303系・305系)もこの姪浜車両基地で検査を行うことがあります。なお、この姪浜車両基地を建設する際、住民から「車両基地を作るなら駅も欲しい」という要望がありました。この要望をもとに建てられた駅が、JR筑肥線東部の下山門(しもやまと)駅なのです。

↑姪浜駅と姪浜車両基地、下山門駅の位置関係。

「姪浜」を名乗る車両基地だが、住所は下山門であり、JR筑肥線の下山門駅も近い。

2. 中洲川端駅 [K09・H01]

↑中洲川端駅の駅名標。写真は箱崎線ホームのものであり、箱崎線のラインカラーである青色の線が引いてある。

 中洲川端駅は、福岡市博多区にあります。所在地は上川端町になっていますが、屋台の街として知られる中洲地区にも近く、その関係で「中洲」と「川端(町)」から取ってこの「中洲川端」という駅名が生まれました。駅のシンボルマークは駅名にちなみ、「中洲」の「中」と「川端」の「川」を図柄のようにあしらったものとなっています。

 中洲川端駅は空港線の他に貝塚方面へ向かう箱崎線も乗り入れており、貝塚方面から来た電車は一部が当駅で折返し、それ以外は空港線の天神方面へと直通します。駅ホームは2層になっており、上(B2階)が箱崎線、下(B3階)が空港線になっています。これは中洲川端駅周辺の地下鉄建設の順番が関係しており、空港線の博多方面より先に箱崎線の貝塚方面が開通したためです(当初は中洲川端から分岐して呉服町まで、後に馬出九大病院前、貝塚まで延伸)。天神・姪浜方面行きの電車は、空港線・箱崎線双方ののりばに到着します。どちらののりばに先にやってくるかは改札口の案内表示で確認しましょう。

 また、空港線と箱崎線をこの駅で乗り換える場合、改札を出ずに乗り換えることになります。乗り換えには階の移動を伴うため、のりかえ階段・エスカレーター(上りのみ)が2ヶ所、エレベーターが1ヶ所備え付けられております。のりかえ階段とエスカレーターはホーム中央にあり、空港線電車の2・4号車、箱崎線電車の3・5号車付近にあります。エレベーターは空港線・箱崎線ともに6号車付近にあり、改札階(B1階)の川端改札口へも行くことができます。

↑中洲川端でののりかえ案内図。なお、図の範囲外にはなるが、各ホーム両端にある階段・エスカレーターは改札階直結のため乗り換えできない。

 ちなみに、インターネットで『中○○端』の○を埋めて言葉を完成させる問題が出された際に、一般の人が「中途半端」と答える中で福岡市民は…といったことが一時期話題になりましたが、その福岡市民の答えがこの『中洲川端』です。福岡市地下鉄が開業して40年以上が経過し、その中でこの駅名が福岡市民に愛され、馴染みある名前となったことの表れであると思います。

3. 福岡空港駅 [K13]

↑福岡空港駅の駅名標。シンボルマークは空港らしく「青空」と「飛行機」がモチーフになっている。

 福岡空港駅は、福岡市博多区にある空港線の終点駅です。その名前の通り、福岡空港の最寄り駅で、駅自体は国内線ターミナルの地下にあります。駅のシンボルマークも「空港」にちなんで、青空を飛ぶ飛行機がモチーフになっています。

 ちなみに、この福岡空港駅は唯一「地下鉄の路線として」空港に乗り入れている駅となっております。福岡以外では関東の羽田空港・成田空港にも駅があり、どちらも都営地下鉄浅草線まで乗り換え無しで直通する電車が存在します。しかし、羽田空港に乗り入れているのは「京浜急行電鉄空港線」、成田空港に乗り入れているのは「京成電鉄本線」「京成電鉄成田スカイアクセス線」であり、地下鉄の路線は直接乗り入れていません。

 現在は空港線の終点はこの福岡空港駅となっておりますが、ここから更に延伸を行い、JR篠栗線(福北ゆたか線系統内)・香椎線の長者原駅まで繋ぐ計画があります。完成すれば筑豊地区から福岡空港へのアクセスがより便利になると思われますが、どのようなルートで繋ぐのかは不明な状況です。

 空港線の改札を出てしばらく歩くと国内線のターミナルビルに入ります。このターミナルから国内各地への空港へ行く飛行機へ搭乗することができます。福岡空港には国際線のターミナルも存在しますが、国内線ターミナルからは離れた場所にあります。そのため、地下鉄空港線経由で国際線ターミナルへ向かう場合、福岡空港駅で下車後、国内線ターミナルと国際線ターミナルをつなぐ無料連絡バスに乗って向かうことになります。

↑福岡空港国内線ターミナルビル。この地下に福岡空港駅がある。

 福岡空港国内線ターミナルビルには様々なお店・レストランがあり、飛行機に乗る前にお土産を買ったり腹ごしらえをしたりするだけでなく、「お買い物やお食事のためだけに福岡空港へ行く!」という使い方も十分に可能です。

 2階には、福岡グルメやカフェなどがフードコート形式で並ぶ「the Foodtimes」や、お土産のみならず自分へのご褒美にも最適な九州各地のスイーツが並ぶ「Sweets Hall」があります。また、3階には福岡のみならず日本全国のラーメン店が集結した一大ラーメン天国「ラーメン滑走路」があります。

お店が大変多く、何度通っても飽きないぐらいです。飛行機に乗らない方でも、ぜひ行ってみてはいかがでしょうか。

(ただし、保安検査場通過後の場所にある店舗は、飛行機に搭乗する方しかご利用できません…)

↑福岡空港駅改札付近の案内。この左側にローソンがある。2階に「The Foodtimes」、3階に「ラーメン滑走路」がある。

今回もご覧いただきありがとうございました。

次回からは、福岡市地下鉄の箱崎線編に入ります。


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