にっぽんぐるぐる鉄道の旅 ~筑肥線東部編①~ 

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(筑肥線東部 波多江~周船寺間を走行する305系電車 出典元:裏辺研究所 様)

◆◆筑肥線の歴史◆◆

皆様初めまして。Y.K.と申します。

本ブログにおいて鉄分…つまり鉄道関連のテーマを担当させていただきます。

よろしくお願いします。

本ブログでは、九州のみならず日本各地の様々な鉄道をテーマに、路線や車両の歴史と魅力、駅の紹介などを行っていきます。

記念すべき第1回連載は、眞影寺瑠璃苑のすぐ近くを走る「筑肥線(ちくひせん)」のご紹介です。

筑肥線は、福岡県福岡市西区の姪浜(めいのはま)駅から、佐賀県唐津市の唐津(からつ)駅を結ぶ路線と、佐賀県唐津市の山本(やまもと)駅から、佐賀県伊万里市の伊万里(いまり)駅を結ぶ路線に分かれており、運行形態から沿線風景まで大きく異なります。今回はその中でも姪浜~唐津間についてご紹介します。

筑肥線は元々、「北九州鉄道」という鉄道会社が博多駅から伊万里駅まで敷設した路線が起源です。後に北九州鉄道ごと国有化され国鉄路線となったことで、「筑肥線」という名前が誕生しました。国鉄路線となったことで、この路線に準急列車や急行列車が走るようになり、当時は福岡と唐津・長崎を結ぶ長距離列車街道として重要な役割を担っていました。

しかし、福岡市に地下鉄ができることになり、この路線に転機が訪れました。現在は「空港線」と呼ばれる福岡市交通局(福岡市地下鉄)の1号線が1981年に室見~天神間で開業し、1983年に姪浜~博多までの路線になりました。この時、当時は筑肥線だった姪浜~博多間は福岡市地下鉄1号線に役割を譲り、国鉄の路線としては廃止されました。また、地下鉄開業後も博多方面への直通を維持するべく、筑肥線は福岡市地下鉄と相互乗り入れするようになり、鉄道会社こそ異なりますが、列車1本で唐津・糸島方面から博多方面へ行ける形は保たれました。

その後、筑肥線内の急行列車などが全廃されたことで、筑肥線は唐津や糸島の地域輸送路線へと変化します。1号線が福岡空港まで開通し現在の空港線の形となった後は、福岡空港への観光客・ビジネス客輸送も担うようになり、唐津と福岡空港を結ぶ快速列車が運行され始めて現在に至ります。

ちなみに、地下鉄を運営する福岡市交通局は、地下鉄の運行のため「だけ」に生まれた組織であり、福岡市交通局がバス事業を持ったことはこれまで一度もありません(福岡市内のバスは全て西鉄バスが運行しているため)。なお、福岡市が受け持つ交通機関としては他に博多~志賀島などを結ぶ福岡市営渡船がありますが、こちらは福岡市交通局ではなく、福岡市港湾空港局が受け持っています。

今回は以上となります。次回は筑肥線を走る車両をご紹介します。


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